解体工事費に含まれる「廃棄物処理費」とは？

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今日は、解体工事費に含まれる「廃棄物処理費」について詳しくお伝えします。

廃棄物処理費は、建物や構造物を解体した際に発生する廃材や不要物の処理にかかる費用のことです。
具体的には、以下のような５つの費用が含まれます。

１、産業廃棄物の分別・収集費用

解体工事で発生する廃棄物には、種類ごとに分別が必要です。主な産業廃棄物の種類は以下の通りです：
・コンクリートガラ（基礎・壁の破片など）
・アスファルトガラ（道路舗装や駐車場の解体によるもの）
・木くず（柱、梁、内装材など）
・石膏ボード（壁や天井の内装材）
・ガラス・陶器くず（窓ガラスやタイルなど）
・プラスチックくず（樹脂製の建材や配管類）
・金属くず（鉄骨、アルミサッシ、電線など）

これらを適切に分別・収集するための作業費がかかります。

２、運搬費

解体現場から処理場やリサイクル施設へ廃棄物を運ぶための費用です。
運搬費は以下の要因によって変わってきます。

・解体工事で発生した廃棄物の種類（処理方法が異なるため）
・量（トン数、立米単位で計算）
・処理場までの距離
・使用する車両（ダンプトラック、大型トレーラーなど）

３、処分費（リサイクル・埋立・焼却）

解体工事で発生した廃棄物を適切に処分するためにかかる費用です。
処分方法によってコストが異なります。

・リサイクル可能なもの（金属、コンクリート、木材など）は、専門の業者で再利用されることがあり、比較的安価または買取対象になる場合もあります。
・埋立処分（石膏ボードやガラスなど）は、処理場の受け入れ単価が高くなることがあります。
・焼却処分（可燃性の廃材、プラスチックなど）は、処分費が比較的高額です。
・各自治体の産業廃棄物処理基準に基づき、適切な処理が求められます。

４、特別管理産業廃棄物の処理費

アスベスト（石綿）やPCB（ポリ塩化ビフェニル）を含む建材が使用されている場合、特別な処理が必要となり処理費が高くなります。

・アスベスト除去（作業員の防護対策、飛散防止処理など）
・PCB含有機器の処理（変圧器、安定器など）
・鉛含有塗料の処理（古い建物の塗装など）

５、証明書発行費用（マニフェスト管理）

解体工事で発生する産業廃棄物の処理には「マニフェスト制度」が義務付けられており、廃棄物が適切に処理されたことを証明する書類の発行費用が発生します。

以上となります。

いかがでしょうか？
解体工事の費用には、これら５つの廃棄物処理費がかかります。
解体工事費の中でも「廃棄物処理費」は大きな割合を占めるため、事前にしっかり確認しておくことが重要です。

ご参考いただいて、皆様が安心して解体工事が依頼できるように祈念しています。

解体工事は人生に何回もある事ではないのでなかなかイメージがつかないと思いますが、尼崎市・西宮市をはじめ兵庫県や大阪府にお住まいの方は一度大海にご相談ください。

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